MISSION
不確実な事象について
シミュレーションを行い
財務健全性の
確保につなげる。
Interview 10
Takumi Iwakura
全国本部/
経営企画・管理部門
Interview 10
全国本部 主計部
主計グループ
岩倉 匠
(2017年入会
・アクチュアリーコース)
理数系を専攻していたことからアクチュアリー職種を視野に入れた就職活動を行っていたところJA共済連に出会う。職員面談や座談会などでJA共済連の職員と話していくうちに「この人たちと一緒に働きたい」と思ったのが入会の決め手となる。
現在の業務内容
JA共済連の経営の根幹に直結する
高度な数学知識を必要とする仕事。
「自然災害の激甚化」や「新型コロナウイルス感染症拡大」、それから「長期金利の上昇」など、近年急速な事業環境の変化が起きている中で、引き続き組合員・利用者の皆さまに対して確実に共済金をお支払いしていくためには、財務の健全性を常に確保しておかなければなりません。私は、地震・台風などの自然災害の発生を含む共済金のお支払いや市場急変に伴う保有資産価格の下落といった不確実な事象(リスク等)に対して、確率・統計などの数理的な手法を駆使して、将来のリスクやJA共済連の健全性の状況についてシミュレーション・分析を行い、経営層や関係部署に対してレポーティングする業務を担当しています。高い専門性が求められ、JA共済連における財務健全性の確保につながる大きな責任と緊張感のある仕事です。
業務で心がけていること
様々な知識をインプットし
アウトプットは分かりやすく。
JA共済連の健全性の状況についてシミュレーションするには、共済事業の柱である「ひと・いえ・くるま」すべての共済種類にかかる知識や、資産運用に必要となる金融知識、さらには地震や台風に関する巨大災害の知識なども必要となるため、常にアンテナを張って様々な知識を吸収する必要があります。これらの知識を吸収することで世の中の動きを掴むことができますし、分析力のさらなる向上にもつながります。また、算出した数値結果について、自分ごととして捉え、説明することができるようになるのは非常に面白く感じます。
さらに、ただ数値と向き合っているだけではなく、経営層など説明を受ける方々が「どのようなことを疑問に思っているのか」を常に考えを巡らせながら伝えていくことも重要です。専門的な知識をインプットするだけでなく、コミュニケーションを図りながら分かりやすくアウトプットしていくことも心がけています。
自らを成長させた仕事
関連する知識を一つずつ吸収し
モデルについて理解を深める。
現在の部署に配属となって初めてレポーティング業務に携わった瞬間に最も成長を感じました。現在の業務では、「なぜこのような前提条件を仮定する必要があるのか」「シミュレーションの背景となるモデルはどのような考え方なのか」「どうしてこのような数値結果が得られるのか」といったことを経営層や関係部署に丁寧に説明していくことが求められます。しかしながら、当初は分からないことだらけ。これまで知らなかった知識を一つ一つ調べたり、周囲に助けてもらいながら業務の基礎となる前提条件やモデルの考え方や、それらが数値結果にどのような影響をおよぼすのかなど徐々に理解することができました。まだまだ吸収しなければならないことは山ほどありますが、非常に充実した毎日を過ごしています。
今後の目標
JA共済連の経営判断にも貢献しつつ
アクチュアリーとして自らも成長を。
私の担当する業務はJA共済連の経営状況を俯瞰して見ることができます。組織としての強みだけではなく弱みも少なからず見えてきますので、今後はそこに焦点を当てた取り組みや施策を実施していきたいです。そのような目標を見据えつつ、まだまだ不勉強なところもあるので現在の部署でさらなる知識の吸収に努めています。
また、現在はアクチュアリー試験の勉強にも取り組んでいます。試験勉強について分からない点などがあれば周囲にいる先輩方から教わることができるので大変助かっています。入会1年目にはアクチュアリー会の基礎講座を受講できるうえに、全国本部でも勉強会を定期的に実施していますので、アクチュアリーとして活躍したい方にはおすすめの環境です。
キャリア
2017 |
入会。全国本部 開発部 数理室 損害数理グループに配属。損害共済にかかる掛金率改定業務や収支分析、自然災害モデルにかかる企画・運用などを担当する。 |
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2023 |
全国本部 主計部 主計グループに異動。JA共済連の健全性の状況に関するシミュレーション・レポーティング業務を担当する。 |
代表的な一日のスケジュール
10:00
出勤(時差出勤制度を活用)、
メールチェック、業務内容の確認
10:30
ソフトウェアツールを使った分析作業
12:00
昼食・休憩
13:00
午前中に分析した作業のとりまとめ
15:00
資料作成
16:00
打ち合わせ(分析結果の報告)
18:00
試験勉強会
20:00
翌日の業務に向けた準備
21:00
退勤
OFF TIME 休日の過ごし方
冬になると毎週末雪山に出かけて
スノーボードをしています。
12月のアクチュアリー試験までは勉強漬けの日々ですが、試験の終了後からはほぼ毎週末はスノーボードに出かけています。行き先は関東近郊もありますが、北海道のニセコまで足を運ぶこともあります。ニセコは、外国人ばかりで「ここは日本なのか?」とびっくりしましたが、雪質はとても良くて転び放題です。かっこよくターンできるよう練習に励んでいます。