MISSION
共済契約の申込みに関する
引受審査基準の策定・改善や
効率的なシステム整備により、
相互扶助を体現する。
Interview 04
Kanari Fujita
全国本部/
引受審査部門
全国域総合職
Interview 04
全国本部 業務部
生命建物契約グループ
藤田 奏里
(2018年入会)
仕事に納得感を持って取り組むためには、「誰のための仕事か」が最も重要だと考え、いろいろな企業の事業内容を調べているうちにJA共済連に出会う。祖父母が兼業農家ということもあり、「農業に携わる方々のために働きたい」という自身の想いと、JA共済連の理念、事業の目的にずれがないことが入会の決め手になる。
仕事相関図
支払査定部門
引受審査と支払査定は表裏一体であるため、実際の運用方法を統一するなど協調して仕事を進める。
事務・システム部門
新規開発するシステムの構築や、現行システムにかかる問題の解決方法について外部業者などとも意見を交わしながらより使いやすいシステムを構築する。
仕組開発部門
新たな仕組みの引受審査基準を策定する際に、保障内容などをもとにすりあわせを行う。
現在の業務内容
引受審査基準の策定から現場での運用の整理までを
することで加入者の公平性の確保を図る。
全国本部の生命建物契約グループは、「ひと(生命)・いえ(建物)」に関する共済全般の引受審査を管轄しており、私は建物に関する共済を担当しています。共済契約は、申込みがあれば誰でも無条件に引受し、保障できるというわけではありません。本会の事業理念である「相互扶助」を体現するためには、共済事業の安定性の確保はもちろんのこと、加入者の公平性が確保されなければならず、それらを実現するのが引受や支払における審査の役割です。例えば、新たな共済仕組みがリリースされる場合、建物更生共済でいえば、築年数や耐震基準などご契約を申込まれる方からどのような告知情報を取得すれば危険選択ができるかを検討し、引受審査基準を策定します。
また、引受審査では、事務手続きにおいて専用のシステムを用いた効率的な審査の実現を目指しているため、システム構築に関する要件整理も行います。ほかにも、引受審査全般にかかる全国的な研修運営やマニュアル作成をするなど、引受審査基準の策定から現場で実際に運用するまでの一連の流れに携わっています。
自らを成長させた仕事
経験を積むたびに知識が広がり、
自分のできる仕事も増えていく。
共済契約を取り扱っていることから、共済の仕組みはもちろんのこと、一般的な金融事務手続、保険法や民法などの法律、システムやコンプランスに関する知識など、必要となる知識の幅は膨大にありますが、知識や知見が広がるにつれて業務の幅が広がるのが仕事の面白いところです。実際に、システムに最新技術を取り入れたり、法改正などの環境変化に伴う対応やJAの方々の要望を受けて新たな施策を自分たちで生み出す機会も多く、常に新しいことに取り組んでいる感覚があります。
一方で、引受審査や事務手続を所管する部署であることから、都道府県本部やJAに対して発した一言が「全国本部の方針」としての意味を持つことになるため、影響力の大きさは常に意識するようにしています。また、一枚の申込書の先にいる契約者やJAの方々の取り組みについて想像力を働かせることを大切にしながらも、適正な審査や事務が共済事業を支えているという意識を絶やさずにいたいです。
今後の目標
現場の課題に向き合っている経験を
仕組開発部門で生かしていきたい。
全国本部は、事業の企画管理や統括の役割を担っていますので、経営全体の最適化を追求することを第一に、契約の申込みや支払い件数などについては一つの数字として捉えてしまいがちな側面があります。一方で、現在の業務では日常的に発生している難解事案に関する相談審査事務に関する意見や要望をいただく機会も多く、契約一件一件に深く入り込んで対応を検討することも少なくありません。このような全国本部特有のマクロな観点と、日々審査実務にあたるJAの方々との間に立つ業務の両面に携わっているなかで、共済事業を構築する職員としてのバランス感覚を身につけている実感があります。
事業を取り巻く環境の変化が年々早くなる中で、JA共済事業もそれに合わせて変わらなくてはならない部分もあれば、変わってはならない部分もあると感じます。日々の業務においても、現場の状況や審査業務に対する要望を見定め、変えなければいけないものは迅速に対応する一方で、本当にあるべき価値に逆行する変化はしない、という決断も必要になります。そのため、事業において求められる役割をきちんと理解し、意思決定や決断を正しくできる職員になりたいです。そして、現業の部門で経験を積んだあとは農業者を向いた仕組開発に挑戦したいと考えています。
キャリア
2018 |
入会。全国本部 東日本引受センター 管理グループに配属。全国から送付されてくる共済契約の申込みを審査する拠点において要望の取りまとめや運用などの管理業務を担当する。 |
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2020 |
全国本部業務部生命建物契約グループに異動し、新たな共済仕組がリリースされる際の引受審査基準の整備、JAの方が使用するシステム構築の要件整理、全国的な研修運営やマニュアル作成などに携わる。 |
OFF TIME 休日の過ごし方
能や狂言の舞台で使用するお面を
彫刻しています。
現代的な舞台よりも歌舞伎や能といった伝統文化が好きで、業務後や休日には舞台や美術館に出かけています。最近では、能や狂言で使用するお面作りを職人さんから教わっていて、お面の型取りから彫刻、色付けまで1から習っています。