MISSION

数理業務における
プロフェッショナルとして
数字を通じて人と向き合う。

Interview 02

Yuki Matsui

全国本部
仕組開発部門

全国

Interview 02

全国本部 開発部
生命数理グループ
松井 祐己
(2018年入会
・アクチュアリーコース)

大学主催の就活セミナーで得意な数学を活かせるアクチュアリーの仕事を知る。JA共済連は「ひと・いえ・くるま」の総合保障をする独自の環境にあることに加え、職員の人柄の良さを感じてここなら安心して働けると思い、入会する。

仕事相関図

仕組開発部門

仕組開発の検討に際し、保障の形に応じた掛金を算出し意見を交わす。

システム部門

統計データの分析環境を構築するために、分析内容に応じた要件定義や調整を行う。

経営企画・管理部門

共済事業の健全性を維持し、将来的な共済金支払が可能な掛金率設定かどうか検証する際に協力を得る。

引受審査部門

契約の引受や掛金率に関する取り扱いについて、すりあわせを行う。

JA共済の
魅力とは?

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現在の業務内容

仕組改訂にかかる共済掛金率の算出と
医療ビッグデータ分析による仕組みの模索。

アクチュアリーとして終身共済や医療共済など「ひと保障」の掛金率を算出しています。算出にあたっては会内データや公的データから必要な情報を集める「基礎データの収集」、将来の支払が発生する確率を算出する「予定基礎率の作成」、そして実際に適用する掛金を算出するための「計算式の作成」など多くのステップがありますが、各ステップにおいてグループ内での業務分担はもちろん他部署との調整も必要となるため、適時打ち合わせしながら進めていきます。

もう一つの業務が将来的な仕組改訂を見据えた医療ビッグデータの分析です。データ量の観点からExcelだけでは分析できないため、SQL等のデータベース言語やPython等のプログラミング言語も活用しながら、重症化の予防や健康増進といった新しい視点での仕組みやサービスのアイデアを模索しています。当初はプログラミング言語の取扱いに戸惑いましたが、慣れてからは刺激的でやりがいのある業務と感じています。

業務で心がけていること

周囲と議論を重ねることで
最良の掛金を世に送り出す。

「ひと保障」においては保障期間が長期にわたることから、掛金に一定の保守性が求められる一方で、組合員・利用者の負担軽減の観点から可能な限り低廉な掛金も求められます。そのバランスをいかに取るかが非常に難しいものの、アクチュアリーとしての腕の見せどころでもあります。数学の試験とは異なり正解が定まるものではないため、議論を深めながら落としどころを探っていきます。

また、アクチュアリーではない職員に対して数理的な内容を分かりやすく説明することも重要です。必ずしも組合員・利用者のニーズに添えないこともありますが、そうした際にしっかりとご納得いただくためにも数値の意味について分かりやすく噛み砕きながら説明することを心がけています。数学的な能力と国語的な能力どちらも必要となるのがこの仕事です。

自らを成長させた仕事

数字のミスは許されない。
けれどもミスから学べることもある。

入会3年目で医療共済の仕組改訂に携わりました。それまでの仕組改訂業務は一部の取り組みやすい作業を手伝う程度でしたが、初めてメインの担当者として仕組改訂の一連の業務に幅広く携わったのがこの時です。入院日数が短期化していることを踏まえ、入院日数に応じて共済金を支払う「日額保障」から、日帰り入院からまとまった額の共済金を支払う「一時金保障」へと変更することになりました。そこで、入院に関する予定発生率の見直しや新たに生じるリスクの検証を行って掛金を算出し、さらに監督官庁である農林水産省から認可を得るための資料を作成し、行政折衝に同行したことも貴重な経験です。そうした中、他部署への情報連携が不十分で過去に提供したデータの更新が行われておらずトラブルを招いたことがありました。これ以降、他部署に影響するような作業には特に慎重に取り組むようになりました。このように苦い経験もありましたが、それも含めて大きな成長につながり今に活きています。

今後の目標

アクチュアリーとして研鑽を積み
経営の健全性を確保する仕事を。

キャリアの面では、共済事業の健全性に関する検証などを担う経営管理部門でも活躍したいと考えています。特に、将来のリスクをより精緻に評価できる経済価値をベースとした健全性評価にかかる業務に興味があります。

また、最近ではアクチュアリー会の海外研修にJA共済連を代表して参加し、アメリカに渡航しました。現地で開催される年に一度の研究発表会議において、研修に参加する国内他社のアクチュアリーとチームを組み、「COVID-19による死亡率・罹患率への影響」というテーマでプレゼンしました。このような海外のアクチュアリーや他社のアクチュアリーとの交流から学ぶことは多いため、今後もこうした機会には積極的に参加し、交流の輪を広げていきたいと考えています。

キャリア
2018
入会。全国本部 開発部 生命数理グループに配属。団体向け仕組みの共済掛金率の算出、仕組改訂にかかる共済掛金率の算出、死亡率等の定例分析、医療ビッグデータの分析などを担当。
代表的な一日のスケジュール

9:30

出勤(時差出勤制度を活用)、メールチェック

10:00

検討中の仕組改訂案にかかる試算

12:00

昼食・休憩

13:00

グループミーティング

14:00

会議資料の作成

16:00

他部署との打ち合わせ

17:00

医療ビッグデータの分析

18:30

退勤

OFF TIME 休日の過ごし方

OFF TIME 休日の過ごし方

社会人になってから
ダーツにハマっています。

休日や早く退勤した日はダーツを置いているお店に通っています。「特定のエリアに投げる」というシンプルなことが求められますが、なかなか上達することは難しくそれが魅力でもあります。調子が良くてハットトリック(※1ラウンドで3本ともブル=中心の円に入れること)を出せるととても気持ち良いです。

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