Special Interview

一人ひとりの成長

若手職員

浅井 健吾

全国域総合職/2014年入会

高校まで石川県で育ち、
祖父母がお世話になっていたJAは
とても身近な存在でした。
その中でも
「ひと・いえ・くるまの総合保障」
を通じて人々の「くらし」に
安心をもたらし、
人生を豊かにする
手助けができる事業内容や、
若手のうちから日本全国に
影響を与えることができる業務内容に
魅力を感じ、
入会を決めました。
就職活動中に職員から
「胸を張って語れる仕事だ」と伺い、
とても心に響いたことが
印象に残っています。

各部署との議題の調整を通して、
経営者側の視点を学ぶ。

2014
2016

入会

全国本部 総務部
総務グループ
に配属

入会後の配属先だった総務部は、JA共済連の最高意思決定機関である「総会・総代会」や、共済事業の基本方針や重要事項を決定する「経営管理委員会」の運営を担う部署。組織の経営に関心を持っていた私にとって、入会当初から興味があった部署でした。ここで私は総代会や経営管理委員会の議題の取りまとめや、報告資料の作成などを新人ながらも任されていました。
総代会や経営管理委員会では、JA・JA共済連の役員が一同に集まり、組織の経営に関わる多くの議題を、限られた時間の中で協議・決定していく必要があります。そのため、円滑な議事進行がなされるように、あらかじめ様々な部署と連携・調整を図ることが求められました。
右も左も分からない新人である自分が、各部署の管理職と議題の協議ポイントや協議時間の調整等を行うことは難しく、悩むこともありました。そこで当時の先輩職員からは電話やメールだけでなく、面と向かって話を聞くことの重要性をアドバイスされ、分からないことがあったときには積極的に対面で打合せすることを心がけました。直接会話をすることで、各部署の議題にかかる意図や背景を把握できただけでなく、その意図を汲み取ったうえで、運営側としての意向もしっかりと伝えることができたと思います。このようなやりとりや、総代会や経営管理員会の運営を通して、各部署がどのように共済事業に貢献しているのか、そして組織の意思決定はどのようなプロセスを経て行われているのかを実務を通して理解できたと実感しており、非常に貴重な経験であったと思っています。

普及推進担当者の
育成支援を通して、
現場の目線を身に付ける。

2016
2018

北海道本部 普及部
LA支援グループ
に配属

入会3年目からは北海道本部に転勤し、ライフアドバイザー(LA)やスマイルサポーターと呼ばれる、共済の普及推進を担当しているJA職員の育成・支援に携わる部署に配属されました。現場の第一線で活躍するLA・スマイルサポーターに対して、共済に関する基礎知識、税務、社会保険、ライフプラン設計などの研修を行うことで、最適な保障を提案するためのスキルの向上を目指しました。入会から2年間所属した総務部とは全く異なる業務内容であったため、配属された1年目は仕事の合間をぬって自分も猛勉強する日々。また、知識だけでなく、伝える力を習得するために全国本部が主催している研修講師向けの研修会などにも率先して参加し、自分自身の知見を深めていきました。
研修講師として教壇に立つなかで、LAの皆さんからはマニュアルやテキストだけではわからない推進現場の声を多く聞くことができました。特に北海道は広く、地域によって推進状況や共済に対するニーズが大きく異なります。そのため、各地域の状況やニーズに合わせて、どのような推進を行えば組合員・利用者に共済の必要性を理解してもらえるのか、そして本当に必要としている保障は何か。実際に現場を知るLAと一緒に頭を悩ませながら考えていきました。このような経験を通じて、現場ではどのような保障が求められているのかを身を持って感じ、現場目線で考えることの大切さを学ぶことができました。

経営と現場を肌で感じたこと、
そして数字的根拠を掛け合わせた
新たな価値の創造を。

2018
現在

全国本部 普及部
普及管理グループ
に配属

現在は、全国本部の普及部普及管理グループで、全国47都道府県の実績管理やデータ分析などを行っています。具体的には、各地区の普及推進実績の進捗状況や、今後どの共済のニーズが高まるのかなど、全国的な普及推進の方針を策定するためのデータ作成を担当しています。もし、データに不備があれば方針策定にも大きな影響を与えてしまうため、決して間違いの無い正確なデータを作成するように心がけています。そしてこのデータとして現れる数字は、一件一件現場で活躍しているLA・スマイルサポーターが努力して積み重ねたもの。北海道本部で一緒に仕事をしてきたLA・スマイルサポーターの顔を思い浮かべながら、数字の先にある「現場の想い」を意識して日々の業務に取り組んでいます。
入会してからの2年間は、総代会や経営管理委員会の運営を通して経営にかかる意思決定のプロセスを身近に学び、北海道本部での2年間は、現場のLAと一緒に過ごす中で組合員・利用者が求めるニーズを肌で感じることができました。「経営」と「現場」の両方を知ることができ、現在の部署ではそれらをつなぐ普及推進方針を策定するための実績管理やデータ分析に携わっている。この経験を活かして、今後は新しい価値を自分の手で創造したいと考えています。
例えば、今考えているのは新たな研修カリキュラムの構築です。共済事業の根幹は、LAやスマイルサポーターが組合員・利用者に本当に必要な保障を提供すること、すなわち安心と満足をお届けすることです。そのためにはLAやスマイルサポーターのさらなる育成・支援が必要不可欠。総務部時代に学んだ経営者側の視点、北海道本部時代に感じた現場の肌感覚、そして現在扱っているデータから見えてくる数字的根拠、この3つを掛け合わせることで、LAやスマイルサポーターがより自信を持って推進できるような、今までにない研修カリキュラムを構築し、全国に展開していきたいと考えています。
JA共済連は「自己申告制度」という、1年に一度、経験したい部署への希望を申し出ることができる制度があります。また、多様な自己啓発支援もあるため、これらの制度を活用してどんどん新しいことに挑戦し、自らが望むキャリアを描いていきたいです。

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