Special Interview
仕事と、生活と。
地域で働くということ
Episode 02
お世話になった
地元の方々へ
恩返しができる
働き方を求めて。
中里 美晴
栃木県本部 JA支援部 総合企画室
普及企画・地域貢献
グループ
2015年入会
01
地元から離れて気が付いた、
地元のために
働きたいという気持ち。
大学進学の際は、興味を抱いていた学部を専攻するために、地元を離れて都内の大学に進学。就職活動では、誰かの役に立つ仕事がしたいという軸を持って企業を探す中、このまま都内で働くか、地元に戻って働くかを悩みました。そこで「“誰のため”に働きたいのか?」と考えたときに、最初に思い浮かんだのが、地元でお世話になった先生や友達、そして家族の姿でした。「これまでお世話になった方々に恩返しをしたい。」この思いから、地元で働くことを決めました。
JA共済連の存在を知ったのは、合同企業説明会に参加した際。東日本大震災において、被災されたご契約者に共済金をお支払いすることで暮らしの復興に貢献していたことを知り、強い関心を持ちました。この震災では栃木県も大きな被害を受けたのですが、当時高校生だった私は何もすることができず、歯がゆい思いをしたからです。JA共済連に入会することで、万が一の事態が起きたとき、共済金のお支払いという形で、地元に直接貢献することができると感じ、入会を決意しました。
02
JA共済の存在を
知ってもらうことが、
豊かで安心した暮らしを
作る第一歩になる。
現在は、栃木県本部の普及推進部門に所属しており、主に栃木県内の地域貢献活動と普及広報活動に携わっています。地域貢献活動では、交通事故の未然防止を目的とした「交通安全教室」の開催や、地元の新聞社が主催する「とちぎ防災・減災プロジェクト」に協賛して、防災・減災についての意識を高めていただくための講座やイベントなどの企画・運営をしています。また、普及広報活動では、テレビCMの出稿や新聞広告の制作、野外音楽フェスなどのイベントへの協賛などを通じて、JA共済の魅力を伝えるプロモーション活動を行っています。栃木県内の方々にまずはJA共済の存在を「知ってもらう」こと、そこから、豊かで安心して暮らすことのできる地域社会づくりへとつなげていくことが私の使命です。地域貢献活動も普及広報活動も、栃木県全域に影響を与えることができる仕事。そこに大きなやりがいを感じており、また、生まれ育った地元ということもあり、地域の方々の顔や暮らしぶりを思い浮かべながら働くことができています。
03
地元への貢献を
より一層実感できた
母校での恩師との再会。
地元への恩返しがしたいという想いを抱いていた私にとって、忘れられない出来事があります。地域貢献活動の一環として実施している中学・高校生向けの「自転車交通安全教室」では、協力を得ている栃木県警察が開催する学校を決めているのですが、あるとき私が卒業した高校の名前が挙がったのです。そして、打ち合わせのために母校を訪れた際、応対してくださったのが当時の担任の先生でした。卒業後初めての再会で、嬉しかったのは名刺交換のときに「立派になったね」と声をかけていただいたこと。それは、お世話になった地元の方々のために働いていることを改めて感じた瞬間でした。交通安全教室当日には、自分の後輩にあたる生徒の皆さんから「これまで以上に自転車の運転には気をつけます!ありがとうございました!」と感謝の言葉をかけてもらえるなど、私にとって本当に大切な1日になりました。この出来事を境に、今まで以上に「恩返しをできている」という思いが自分の大きな活力になり、地元に貢献できている実感をもって働けるようになりました。
04
いつも誰かがそばにいてくれる。
だから、ずっと働き続けられる。
現在の目標は、若い世代の方々に、JA共済の保障の必要性や魅力を伝えていくことです。そのために、子育て中の女性が楽しめて役に立つ大規模なイベントを、地元FM局の協力を得ながら開催したいと考えており、現在企画の検討を進めています。他にもSNSを活用したプロモーション活動ができないかと、挑戦したいことは尽きません。
入会してから、年次を重ねるごとに仕事が面白くなり、地元により貢献したいという思いが強くなってきています。地元で働いてみて実感したことは、職場の同僚だけでなく、家族や友人、ご近所の方々など、いつも誰かがそばにいること。人と人とのつながりの大切さに改めて気づくことができたのは、学生時代の一人暮らしの経験もあったからこそだと思います。
今は休日に、友人と一緒に遊びに出かけたり、家族と一緒に食事をしたり。また、将来は結婚や出産というライフイベントも。いつも家族や友人達がそばにいてくれることは心強く、これからも安心して働き続けられると感じます。このように仕事だけでなく、生活も充実できる働き方は、まさに私が理想としていたものでした。
column
日々を支えてくれるものは?
愛犬タロと過ごす、
癒されタイム
毎日リフレッシュできているのは、地元に戻ったときに飼い始めたタロのおかげ。散歩中には、道ですれ違う方々と挨拶を交わすことで、ご近所の方々と触れ合う機会も増えています。休日にもタロとお気に入りの公園までドライブして、ボール遊びをしたり、動画を撮ったりと溺愛しています。そんなリラックスしているときに、ふと、仕事のアイディアが浮かんでくることも。地元だからこそ暮らしも仕事も楽しめていると思っています。