女性対談 -誰もが活躍できる職場へ-
先輩
田添 智美
Satomi Tazoe
システム開発部 推進支援グループ
2008年入会
後輩
湯川 果林
Karin Yukawa
システム基盤統括部
アプリケーション基盤グループ
2015年入会
Subject 01
WORK
JA共済連を選んだ理由
田添さんはどうしてJA共済連に入会されたんですか?
業種・職種を絞らず色々な企業を見ていた中、合同企業説明会で偶然JA共済連を知りました。選考の過程でお会いした先輩職員の飾らない雰囲気がとても魅力的だったことや、JA共済連が掲げている「相互扶助」の理念に惹かれて入会を決めました。
私も、大学時代に部活のマネージャーをしていた経験から、チームの中で選手が快適にプレーできる環境をつくるために、一人ひとりに寄り添うことの大切さを実感していたので、JA共済連の理念と自分の価値観が合致していたことは入会の大きな決め手になりました。また、女性として定年まで安定して仕事を続けることができる企業へ就職したいと考えていた中で、JA共済連は女性の産後の職場復帰率が高いことを知り、女性が長く働くことができる職場環境にも魅力を感じました。
職場としてのJA共済連
実際に入会してみて、湯川さんの部署はどんな雰囲気?
システム部門はパソコンに向かって黙々と仕事をするイメージがあるかもしれませんが、何人かのチームでプロジェクトを進めていくので会話が絶えず、一日中打ち合わせの日もあります。私はグループの中で最も若手ですが、年次を問わず自分の意見を言いやすい環境ですし、よく先輩が相談に乗ってくれるアットホームな雰囲気がありますね。
たしかに、意外とシステム部門も賑やかだよね(笑)
業務後も良く飲みに行くんです(笑)。部署関係なく、いろんな方と飲みに行ったり、休日は遠出したりしてプライベートもめいっぱい楽しんでいます!ちなみに最近は山登りにハマっていて、先日も職場の先輩方と長野県へ遠征に行ってきました!
湯川さんは登山班に参加しているんだっけ?
そうなんです!班活動※は、業務上関わりがない先輩・後輩とも仲良くなれるところが醍醐味ですね。
※JA共済連の職員により有志で結成されるサークル活動。主な班活動として、野球班、バドミントン班、テニス班、バスケ班、登山班などがある。
JA共済連でのキャリアと成長
田添さんは、ご自身でシステム開発部の配属を希望されたんですか?
そう。内定者時代に、システム開発部に所属経験のある女性の先輩から「最終的にすべての仕組みを処理して形にするのがシステムであり、共済のあらゆる仕組みを勉強するならシステム開発部は最適だよ」という話を伺ったのがきっかけです。当時は学生でしたが、その先輩は憧れの存在でしたね。当初、システムの知識はほとんどありませんでしたが、配属から2カ月間、開発言語の研修があったので慣れることができました。実際の業務においては自分でプログラミングをすることはありませんでしたが、私たちが扱っているシステムがどのように成り立っているかを理解する意味で、とても有意義な研修だったと思っています。
私も入会時にシステム言語の研修を受けました!また、研修終了後は指導員の先輩が1対1で指導してくださる「指導員制度」のおかげで、仕事で使う専門用語などの基礎知識から仕事の進め方に至るまで、困ったことがあれば何でも相談できて、とても良い環境で学ぶことができました。先輩が異動された今でも、よくご飯を食べに連れて行ってもらっています!田添さんは他にどんな研修が印象に残っていますか?
やっぱり階層別研修かな。3年目や5年目などの節目に開催される研修で、仕事に対する自分の立ち位置を考え直す機会につながりましたね。不思議なもので、研修中に仕事の話をしていると、一緒に研修を受けている同期が「仕事のできる輝いた存在」に見えるんです(笑)。みんなから刺激を受けながら自分自身への気づきにもなるので、階層別研修はすごく楽しかったですね。
確かに、頑張っている同期や憧れの先輩と接すると、自分も頑張らなくちゃと思います。そういえば、私は今、JA共済連が費用負担してくれる通信講座を利用して資格の勉強中です。特に現在の業務に必須となる資格ではありませんが、知識はあればあるほど役立ちますし、スキルアップに繋がるので挑戦しています。指導員だった先輩は、難易度の高いネットワーク系の資格を取得されていました!
現場を肌で感じて気づいたこと
研修制度といえば、入会1年目に全国各地にあるJAで行う業務を学ぶ現地研修があるよね。湯川さんはどこに行ったの?
JA香川に2週間お世話になりました。私が配属された支店は、郵便局も銀行もない瀬戸内海の小さな島々も管轄だったのですが、田添さんが開発に携わった『Lablet's』を抱えて、組合員・利用者の方々と身近に接しながら、普段どのようにシステムが利用されているのかを知ることができました。
私も県本部に赴任した時に、自分が開発したシステムが、JAの職員に実際に使われている姿を目の当たりにして「ああ、こうして使っているんだ」と初めてイメージが湧いた感じで…。もっと使いやすいシステムを作り上げようと目標になりましたね。
県本部には何年間赴任されていたんですか?
3年間です。全国本部に戻ったときには、以前所属していた部署に戻ってきたので、現場でいただいた様々なご意見をもとにすぐにシステムの開発に活かしました。自分の仕事の影響力の大きさを実感できたという意味でも、県本部での経験は大きな財産になっています。
WORK DATA
キャリアと成長に関する
研修・支援・制度
■部門別研修
配属された部門ごとに研修会があり、入会後に専門的な業務・知識を学ぶことができます。
■階層別研修
それぞれの職歴(若手、中堅など)において、全員が共通して身につけるべき知識や技能を修得することができます。
■資格取得の支援
通信教育、WEBツールを活用した学習、外部セミナー参加など、多様な自己啓発支援を活用することができます。
■自己申告制度
1年に一度、経験したい部署への希望を申し出ることができる制度があり、チャレンジ精神旺盛な人材を育成する風土があります。
Subject 02
WORK&LIFE
仕事と家庭を両立するために
私は結婚したばかりでまだ子どもはいませんが、田添さんはお子さんがいらっしゃいますよね。率直に言って、産休とか育休は取りやすいですか?
そうですね、取りやすいと思います。実は、第一子の出産前に体調を崩してしまって産休に入る日が早まってしまったの。それこそ仕事も全部途中のままにしてしまったけど、上司や同僚が、「ちゃんとやっておくから安心して」と言って全部片付けてくださって。
すごい!それを聞くと安心ですね。産休・育休から復帰するときは、これまでいた部署とは別の部署に異動になるんですか?
基本的には産休・育休前と同じ部署に戻って、同じような仕事を引き続きやらせてもらえる環境です。私も今、育休前と同じ部署に復帰して、勤務時間短縮制度を使いながら主人と送り迎えを手分けしています。私は保育所の迎えを担当しているので、上司や同僚も16時になると「田添さん、早く帰らなくちゃ」と促してくれるんです。
職場に復帰する時、育児と仕事を両立できるのか不安はありませんでしたか?
実は、育休に入る前も復帰する際も「復帰したらどれくらいのレベルの仕事ができるようになるんだろう」と不安でした。また「勤務時間短縮制度を使って、16時に帰るのも周りに迷惑を掛けるのではないか」という心配もありましたが、上司や同僚の理解・協力もあって実際は全然問題ありませんでした。子どもを育てながら長く働くなら、JA共済連はとても良い環境だと思いますね。
なるほど…。私もJA共済連に入会して感じるのは、「人の温かさ」です。「相互扶助」の理念に共感して集まった職員だからこそ、職場の理解が深くて、福利厚生もきちんと使えて働きやすい環境なんじゃないかなって。ちなみに、育児と仕事を両立させる秘訣はありますか?
勤務時間が限られているため、「この時間までに最低限これだけはやる」と常に自分が担当している仕事量と優先度を意識することは心がけています。育休前までは自分の仕事のスケジュールだけを管理すればよかったけど、今は私生活のスケジュール管理も必要になりました。朝は何時に起きて、何時にご飯を準備して、何時に主人が子どもを送り届けて、何時に自分が家を出て…退勤後は子どもを迎えに行って、ご飯を食べさせて寝かしつける、と丸一日をパターン化してマネジメントすると意外と何とかなる感じです(笑)。仕事と子育ての両立はやはり大変なこともありますが、生活にメリハリがつきました。
仕事量と優先度が重要なんですね。すごく勉強になります!
共働きで家庭と仕事を両立するには、旦那さんの協力も必要不可欠ですね。特に私は妊娠中、あまり動けない状態だったので料理や家事も主人にサポートしてもらいました。今のうちから、旦那さんに協力してもらう確約を取っておいたほうがいいと思いますよ(笑)。
帰ったらすぐに誓約書を書いてもらいます(笑)!
WORK&LIFE DATA
ライフイベントに関する福利厚生
■妊娠の支援
妊娠中の保健指導や健診などのために、「妊娠中通院休暇」や「勤務時間内の通院時間」が取得できます。
また、妊娠中の「通勤緩和制度」により、出勤時間や通勤時間を調整することができます。
■出産の支援
出産予定日の6週間前から出産日の8週間後まで「産前産後休暇」が取得できます。
また、出産後には「出産祝金」が支給されます。
■育児の支援
子どもの育児に専念するため、子どもが満1歳(最長満2歳)になるまで「育児休業制度」を利用することができます。
また、子どもが小学校3年生を終了するまで、勤務時間を短縮する「勤務時間短縮制度」が利用できるとともに、
ケガや病気による子どもの看護のために「看護休暇」が取得できます。
Subject 03
VISION
今後の目標
湯川さんがこれからJA共済連で働いていくうえで挑戦したいことって何ですか?
自分の強みを活かして、色々な部署で活躍できたらと考えています。JA共済連のシステムの規模はすごく大きくて、ちょっとした改修でも何十人、何百人もの人を巻き込んで、一つの目標に向かってプロジェクトを進めていく必要があります。関連部署や協力会社と一つの目標に向かって企画を進めるためには、自分の意見を突き通すだけでなく相手の気持ちを理解することが大切だと思い、それを心がけていたところ、職場の先輩に「君は誰とでも仕事や調整ができる」と褒めてもらったことがあり、自分の仕事に自信が付きました。今後もその力を強みとして活かしながら色々な業務に挑戦してみたいです。田添さんはどうですか?
長期の目標としては、やっぱり定年まで働き続けることですね。今はまだ上司や同僚にサポートしていただいていますが、自分で業務量をコントロールしながら少しずつ仕事の割合を増やしていきたいですね。私は入会した時から周りの方々にとても助けられてきたので、仕事は個人でするのではなく、チームでするものだという実感を味わってきました。ですから個人最適よりも、職場全体の目線を大切にしていきたいと思っています。
将来的には管理職も視野に入れていますか?
今やるべきことに全力で取り組んで、その先が管理職という道につながればいいと思っています。システム開発部門でも最近多くの女性が活躍していますが、まだまだ女性の管理職は少ないですからね。
はい、私も長く働き続けたいので私たちが率先して新しい女性職員像の礎を築いていく必要があるのかなと思っています。JA共済連としても、私個人としてもより前に進めていくために頑張ります!